リネンシャツのしわはアイロン必須?しわの魅力と対処法を解説

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リネンシャツのしわはアイロン必須?しわの魅力と対処法を解説

リネンシャツといえば、夏の定番アイテム。でも、買ったはいいものの「シワが気になる」「だらしなく見えないか心配」と悩んでいませんか?

実はリネンのシワには、ちゃんと理由があり、それを活かす着こなしテクニックがあるんです。本記事では、リネンシャツのシワ問題を徹底的に掘り下げ、素材の特徴から洗濯・ケア方法、さらには選び方まで、初心者にもわかりやすく解説します。


シワも味方につけて、もっとリネンシャツを楽しみましょう!

リネンシャツのしわはだらしない?素材の特徴を解説

リネンのシャツ

ポイント

・リネン素材の特徴とシワができる理由
・シワのまま着るのはアリ?
・シワ感をおしゃれに見せる着こなしテクニック
・みすぼらしく見えないためのポイント
・ユニクロのリネンシャツはシワになりやすい?

リネン素材の特徴とシワができる理由

リネン素材の特徴とシワができる理由

リネンシャツの最大の魅力は、なんといってもその涼しげでナチュラルな風合い。しかし一方で、「すぐシワになる…」という悩みを抱える人も多いですよね。まず、リネンがどうしてシワになりやすいのかを理解することで、そのお悩みの解決につながります。

リネンは「亜麻(あま)」という植物から作られる天然素材。夏にぴったりな素材として知られていますが、その理由は優れた通気性・吸湿性・速乾性。これらの特性があるおかげで、暑い日でもサラッと快適に着ることができるんです。

ただし、リネンにはひとつ大きな弱点があります。それは「復元力が弱い」=シワがついたら戻りにくいという点。繊維が硬く、柔軟性が少ないため、折れたり曲がったりした状態がそのまま固定されてしまいやすいんです。

さらにリネンは水を吸うと繊維が膨張し、その形で乾くと“シワが定着”します。つまり「濡れる→形が崩れる→乾く→そのままシワになる」というサイクルが起きやすいのが特徴。干し方や洗濯方法を少し間違えるだけで、深いシワが残ってしまうのです。

また、リネン生地はざっくりとした織りのものが多く、繊維同士のズレも起きやすいため、ちょっとした動きや圧力でもシワができやすいのが実情です。

でも、だからといって「リネン=ダメな素材」というわけではありません。実はこのシワ感こそがリネンの“味”。海外のファッションスナップなどを見ると、洗いざらしのリネンシャツをサラッと羽織っているだけで、どこかこなれた雰囲気が出ているのがわかりますよね?

つまり、リネンのシワを「欠点」と見るか「魅力」と捉えるかが、着こなしの第一歩なんです。

シワのまま着るのはアリ?

シワのまま着るのはアリ?

ファッションのプロたちは、「リネンシャツのシワは味」と口をそろえて言います。実際、リネンシャツをあえてアイロンをかけず、“洗いざらし”のまま着るスタイルは、おしゃれな人たちの間で定番となっています。“シワ=だらしない”ではなく、“場面によって整えるべき部分だけ整える”という考え方です。

実際のところ、リネンシャツをアイロンなしで着るのは、夏のカジュアルシーンではとても自然なスタイル。例えば海辺のカフェ、街中のランチ、リゾート旅行など、少しラフで開放的な場面では、リネンのナチュラル感が逆に「こなれ感」を演出してくれます。

ただし、「シワのままでOK」とはいえ、全身がヨレヨレではNG。全体がクタッとしすぎると“疲れた印象”や“生活感”が出てしまい、「みすぼらしい」と思われるリスクも。

そこで重要なのが、「人目につく部分だけ整える」というひと手間。前立て、襟、袖口だけでも軽くアイロンをかけておくだけで、グッと印象が洗練されます。これなら「頑張りすぎていないのに清潔感がある」スタイルが叶います。

つまり、リネンシャツの「シワ」は“完全に取る”のではなく“上手に活かす”のが今のトレンド。TPOに合わせた着こなしで、シワもあなたの味方にしてしまいましょう。

シワ感をおしゃれに見せる着こなしテクニック

シワ感をおしゃれに見せる着こなしテクニック

リネンシャツのシワを味方につけるには、コーディネートにちょっとした工夫を加えるだけでOKです。以下のテクニックを実践するだけで、「無造作」ではなく「計算されたナチュラル感」を演出できます。

  1. 袖をロールアップさせる
     長袖のままよりも、少し袖をまくることで“動き”が生まれます。これにより、自然なシワも「動きの中でできたおしゃれなシワ」に見えるのです。
  2. 前だけタックインする
     シャツの裾をすべて出すとだらしなく見えることがあります。前だけをボトムスに軽く入れることで、抜け感とバランスの取れたコーディネートに。
  3. ボトムスで引き締める
     リネンシャツがラフな印象なので、ボトムスにはテーパードパンツや濃いデニムなどを合わせると、全体がシャキッと締まります。
  4. 小物きれいにまとめる
     リネンの自然な風合いには、レザーのバッグやパンプスなどきちんと感のある小物を合わせるのがポイントです。これでシワ感とのバランスが取れ、上品にまとまります。

このように、ちょっとした工夫でシワを「くたびれ感」ではなく「こなれ感」に昇華させることができます。リネンシャツは素材そのものに個性があるので、引き算のコーディネートを意識して、シワを生かした大人のおしゃれを楽しみましょう。

みすぼらしく見えないためのポイント

みすぼらしく見えないためのポイント

リネンシャツをシワのまま着ると、どうしても「だらしなく見えるんじゃ…?」と不安になることも。でも大丈夫。以下のポイントを押さえれば、“みすぼらしさ”とは無縁のきれいな着こなしが可能です。

まず大事なのは「清潔感」。リネンシャツは多少シワがあっても、汚れや色あせがなければ清潔感は十分キープできます。特に白のリネンシャツなどは黄ばみやシミに注意して、着用前に漂白ケアをしておくと安心です。

次に「サイズ感」。リネンはシワが目立ちやすいので、ダボダボすぎるサイズだとヨレヨレ感が強調されてしまいます。肩や袖のフィット感を確認し、体に合ったサイズを選びましょう。

「シルエット」も重要。長すぎる丈はカジュアル感が強く出すぎてしまうことも。ヒップが隠れる程度の丈を選ぶか、長め丈なら前だけインして全体のバランスを整えましょう。

最後に「整えるべきポイントを押さえる」こと。襟・前立て・袖口だけでも軽くアイロンをかけておくだけで、全体の印象が驚くほど良くなります。この三か所を整えるだけで、“清潔感あるリネンシャツスタイル”が完成します。

つまり、リネンシャツを着る時の最大のポイントは「抜け感」と「清潔感」のバランス。これが取れていれば、多少のシワはむしろ魅力になりますよ。

ユニクロのリネンシャツはシワになりやすい?

ユニクロのリネンシャツはシワになりやすい?

ユニクロのリネンシャツは手頃な価格で高品質と評判ですが、「シワが気になる」という声も少なくありません。実際のところ、ユニクロのリネンシャツはどのくらいシワになるのか?ユーザーのレビューと実体験を交えて見てみましょう。

ユニクロのリネンシャツは100%リネンで作られているため、素材の特性上、当然ながらシワにはなりやすいです。ただし、そのシワ感を「風合い」として楽しむことが前提のデザインであり、あえて“ナチュラルなシワ”を魅力として打ち出しています。

レビューでは「洗濯後、干す前にしっかり伸ばせばそこまで気にならない」という声が多く、また「前立てや袖だけ軽くアイロンすれば十分」という実用的な意見も。完全なノーアイロンでも着られないことはありませんが、“きれいに見せたいなら部分ケアは必須”と考えておくとよいでしょう。

また、ユニクロでは「製品洗い加工(ウォッシュドリネン)」のアイテムも増えており、最初からシワ感をデザインとして織り込んでいるため、深いシワが目立ちにくいのも特徴です。

価格以上のクオリティがあるユニクロのリネンシャツですが、シワが気になる方は「洗濯後のケア」次第で印象が大きく変わることを覚えておきましょう。

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リネンシャツにアイロンは必要?シーン別に解説!

リネン シャツ しわ

ポイント

・リネンシャツをアイロンなしで着るメリットとデメリット
・TPO別!アイロンをかけるべきタイミング
・部分アイロンでOK!印象アップの簡単ケア術

リネンシャツをアイロンなしで着るメリットとデメリット

リネンシャツのシワに悩んでいる方の多くが気になるのが、「アイロンって必要なの?」という問題。結論から言えば、絶対に必要ではありません。むしろ、あえてアイロンをかけない“洗いざらし”スタイルは、おしゃれ上級者たちの間で定番になっているほどです。

では、アイロンをしないメリットから見ていきましょう。

まずひとつ目は、素材本来の風合いが楽しめること。リネンはアイロンをかけると多少ハリが出てしまい、ふんわりした質感やナチュラルなシワが消えてしまいます。洗いざらしで着れば、くったりとした柔らかさや肌触りをそのまま味わえ、抜け感のあるラフな雰囲気が生まれます。

ふたつ目は、時短・ラクさ。忙しい朝にアイロンをかける時間が不要になり、さっと着て出かけられるのは嬉しいポイント。暑い季節に熱々のアイロンを使う手間が省けるのも地味にありがたいですよね。

三つ目は、通気性が良く、リネン特有の涼しさを最大限に活かせること。アイロンで押さえつけた生地はペタッとしてしまいますが、洗いざらしだと空気をはらんだ着心地が保たれ、より快適に過ごせます。

ただし、もちろんデメリットもあります。

まず第一に、「だらしなく見える」リスク。ナチュラルとはいえ、全体がクシャクシャで汚れているように見えると、清潔感を損ねてしまいます。特に白シャツや淡い色だと汚れやくすみも目立ちやすいので、しっかりお手入れすることが前提です。

第二に、一度ついた深いシワが取れにくくなる点も要注意。折りジワや襟のクセなど、洗濯後に整えずそのまま乾かしてしまうと、あとでアイロンをかけても残ってしまうことがあります。

三つ目は、繊維が傷む原因になる場合もあること。シワを放置すると、繊維が偏って摩擦が集中しやすくなり、毛羽立ちや色落ちの原因にもなります。特にお気に入りの高級リネンシャツは、できるだけ丁寧に扱いたいですね。

まとめると、「ノーアイロンで着る」スタイルはリネンらしさを活かした魅力的な選択ですが、最低限のケアとシーンに応じた使い分けが必要。それが“大人のおしゃれ”への近道です。

TPO別!アイロンをかけるべきタイミング

リネンシャツにアイロンは必要?

リネンシャツにアイロンをかけるべきかどうかは、TPO(時・場所・場合)に応じて使い分けるのが正解。おしゃれに見えるかどうかは、場面とのバランスが大切です。

【1】カジュアルな日常使い

買い物、散歩、カフェなど気軽な外出には、洗いざらしのままが最適。リネン特有のシワ感が自然な雰囲気を演出し、こなれ感が出ます。むしろピシッとしすぎている方が「頑張ってる感」が出て浮いてしまうかも。

【2】リゾートや旅行

海辺や避暑地、ホテルステイなどでは、リネンシャツのナチュラルな風合いがぴったり。風になびくシワ感がむしろスタイルを引き立ててくれます。自然な動きによるシワを楽しんで。

【3】オフィスカジュアル・ビジネスシーン

最近はビジネスカジュアルも一般化していますが、やはり清潔感は最優先。襟元・袖口・前立てだけでも整えておけば、印象が格段にアップします。くしゃくしゃのままは避けましょう。

【4】フォーマル・会食・目上の人との場

きちんと感が求められるシーンでは、全体にアイロンをかけるのが安心。リネンであっても「だらしなく見えないようにする」心配りが大切です。スチームを使ってしっかり伸ばしましょう。

【5】デートやお出かけ

ナチュラルに見せたいならノーアイロン、きれいに見せたいなら部分的なケアを。相手や場所に合わせて、シワ感の“さじ加減”を調整できるのが理想です。

つまり、リネンシャツの正解は1つではなく、“シーンごとの最適解”を選ぶこと。これができるようになると、グッと着こなし上手に見えますよ。

部分アイロンでOK!印象アップの簡単ケア術

部分アイロンでOK!印象アップの簡単ケア術

「毎回アイロンをかけるのは大変…」という方におすすめなのが、“部分アイロン”という時短テクニックです。実際、多くのスタイリストやメーカーもこの方法を推奨しています。

整えるべき「3大パーツ」は次の通りです。

  • 襟元
     第一印象を左右するパーツ。襟がピシッとしているだけで「きちんと感」が格段にアップします。立ち襟・開襟どちらも同様で、シワが目立つとくたびれた印象になるので、軽くアイロンで整えておきましょう。
  • 前立て(ボタンのライン)
     シャツの中心部は視線が集まりやすい場所。ここがヨレていると、全体がだらしなく見えがちです。まっすぐ伸ばすだけで、全体が整ったように見えますよ。
  • 袖口(カフス部分)
     手元は意外と見られています。特に手を動かす場面では目につきやすいため、ここを整えておくだけで清潔感が出ます。

これら3カ所を軽くプレスするだけで、格段に整った印象に。時間がない朝でも、ハンガーにかけたままスチーマーを当てたり、アイロン台を使わずアイロンミトンで押さえたりといった方法で、時短しながらきれいをキープできます。

つまり、「全体を完璧にする必要はない」けれど「ポイントを押さえて整えるだけで印象は劇的に変わる」。これが“賢いリネンシャツケア”の真骨頂です。

リネンシャツの洗濯と縮み・シワ対策

クリーニングされたシャツ

ポイント

・リネンシャツは洗濯で縮む?
・シワを防ぐための洗濯と干し方
・脱水・乾燥機に注意!失敗しないコツ
・洗濯後にやるべきシワ伸ばしテクニック
・長持ちさせるリネンシャツの保管とメンテナンス

リネンシャツは洗濯で縮む?

リネンシャツは着心地が良く涼しい素材ですが、洗濯すると縮むイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実はそのイメージ、間違いではありません。リネンという素材は天然繊維で、特に水に触れると繊維が膨張し、乾く過程で収縮する性質を持っています。これが縮みの大きな原因です。

とくに初回の洗濯では注意が必要で、リネン100%のシャツだと、2~10%ほど縮むことも珍しくありません。ですので、購入する時点で少しだけ余裕のあるサイズ感を選んでおくと安心です。

ただし、洗い方を工夫すれば極端な縮みは防ぐことができます。リネンシャツを洗うときは、なるべく常温の水か30℃以下のぬるま湯を使うこと。そして、急激な温度変化を避けるため、洗いからすすぎまで一定の水温を保つことが大切です。

また、洗濯機を使う場合は「ドライコース」や「おしゃれ着コース」など、弱水流設定を選びましょう。洗濯ネットに入れ、ボタンを留めた状態で裏返してから洗うと、生地へのダメージもぐっと減らせます。素材の性質を理解して、やさしく扱うことがリネンシャツを長持ちさせる秘訣です。

シワを防ぐための洗濯と干し方

リネンシャツのシワをできるだけ防ぐためには、洗濯後すぐの対応が勝負です。脱水を短く、または省略することが効果的で、できれば10~30秒以内で軽く水気を切る程度に留めましょう。脱水時間が長いと、繊維同士が強く押し合ってしまい、深いシワの原因になります。

脱水後はできるだけ早く洗濯機から取り出し、シャツを軽く振ってシワを伸ばしてから干します。特に襟、袖、前立てなど、目立ちやすい部分は手でしっかり引っ張って形を整えておくと、乾いた時にアイロンがけの手間がぐっと減ります。

干し方にもポイントがあります。リネンは速乾性が高いので、直射日光ではなく、風通しの良い日陰で干すのがベスト。強い日差しにさらすと色あせや生地の硬化を招くことがあるため、室内干しやベランダの陰などをうまく使いましょう。

リネン特有のシャリ感を保ちつつ、シワを目立たせないためには、「脱水を短くする」「すぐ干す」「形を整える」。この3ステップを意識するだけで大きな違いが出ます。

脱水・乾燥機に注意!失敗しないコツ

リネンシャツのケアで最も気をつけたいのが脱水と乾燥機の扱い方です。脱水を長くかけると、リネンの繊維がぎゅっと圧縮されてしまい、結果的に深いシワや強い縮みの原因になります。また、乾燥機の熱風はリネンにとって大敵です。高温にさらされると一気に生地が縮み、元に戻せなくなることもあります。

どうしても脱水が必要な場合は、できるだけ短時間、もしくはタオルドライを取り入れるのもおすすめです。シャツをバスタオルで包み、軽く押して水分を吸い取るだけでも十分に水気を切ることができます。

乾燥は必ず自然乾燥で。風通しの良い場所にハンガーで吊るし、重力を利用して自然にシワを伸ばしながら乾かしましょう。完全にカラカラに乾かすのではなく、少し湿り気が残るくらいで取り込むと、その後のアイロンもぐっと楽になります。

リネンシャツは、「乾燥機NG」「短時間脱水」「自然乾燥」。これを守るだけで、仕上がりが格段に変わります。

洗濯後にやるべきシワ伸ばしテクニック

洗濯後のリネンシャツをそのまま干すのではなく、きちんとひと手間かけることでシワの軽減につながります。洗濯機から取り出したらすぐ、まずシャツ全体を軽くバサバサと振り、繊維をほぐすようにしてから干しましょう。

次に、目立つシワには手で引っ張るようにして形を整えます。襟や袖口など、折り曲がりやすい部分は特に意識してピンと伸ばしておくと効果的です。この時、アイロンをかけるわけではないので、そこまで完璧にする必要はありません。あくまで、乾いたときにシワが深くならないよう、「クセ付け」しておくイメージです。

ハンガーにも気を配りたいところ。できれば太めで肩に丸みがあるハンガーを使うと、肩部分に変な跡がつかず、自然なシルエットが保たれます。

リネンシャツは、洗濯直後のこのひと手間だけで仕上がりが大きく違ってきます。シワを防ぐためには、乾燥する前の「準備」が何よりも大切です。

長持ちさせるリネンシャツの保管とメンテナンス

リネンシャツをきれいな状態で長く愛用するためには、保管方法にもひと工夫が必要です。まず基本として、完全に乾かしてからクローゼットにしまうこと。少しでも湿った状態で保管すると、カビや臭いの原因になってしまいます。

保管時は畳むよりもハンガーに吊るしておくのがおすすめです。リネンはシワがつきやすいので、畳みジワができるリスクを減らすためにも、なるべく吊るして保管しましょう。このときも、肩の形が崩れないような厚みのあるハンガーを使うと安心です。

また、長期保管する場合は、不織布カバーなどでホコリを防ぎつつ通気性を確保しておくと、リネンの風合いを損なうことなく保つことができます。

リネンは繊細な素材ですが、適切に扱えば、季節を超えて長く楽しむことができるファッションアイテムです。日々の小さなケアが、シャツの寿命を大きく左右するのです。

リネンのシワが取れない……頑固なシワの対処法

たくさんの洗濯物

ポイント

・取れないシワの原因は?
・半乾きアイロンのやり方は?
・市販アイテムを活用するのもおすすめ
・手に負えないシワはプロにお任せ!

取れないシワの原因は?

リネンシャツを着たり洗ったりしていると、どうしても取れない頑固なシワに出会うことがあります。なぜそんなにシワがしつこく残ってしまうのでしょうか?原因は、リネンという素材の特性にあります。

リネンは天然繊維の中でも復元力が弱く、いったん折れ目がつくとそのまま固まりやすい性質を持っています。特に、濡れた状態で折りたたまれたり、脱水後に放置されたりすると、そのシワが乾くと同時にガッチリと定着してしまうのです。

また、アイロンをかけるときの温度や湿度が不足していると、せっかく熱を加えても繊維がほぐれず、シワがうまく伸びません。リネンの場合、ただ高温で押さえるだけでは足りず、生地をしっかり湿らせてから熱と圧力を加える必要があります。

さらに、シワができた部分が長期間放置されると、繊維の毛羽立ちや色落ちが起きてしまい、見た目には「シワ」に見えても、実際は生地ダメージだったというケースもあります。こうなると通常のアイロンではなかなかリカバリーできないため、早めのケアがとても重要です。

半乾きアイロンのやり方は?

取れないシワに最も効果的な方法は、半乾きの状態でアイロンをかけることです。これは洗濯直後、まだ少し湿り気が残っているときにアイロンを当てるというテクニックです。

リネンは湿っているときに繊維が柔らかくなっているため、アイロンの熱と圧力を受け入れやすくなっています。このタイミングでしっかり押さえることで、頑固なシワも驚くほどすっきりと伸びます。

もしシャツがすでに乾いてしまっている場合でも心配はいりません。霧吹きで全体を軽く湿らせれば、同じ効果が得られます。水分を含んだリネンは扱いやすく、アイロンの力を最大限に活かすことができるのです。

温度設定は中〜高温、できれば生地に直接アイロンを当てるのではなく、薄手の当て布を使用しましょう。これにより生地のテカリを防ぎながら、安全にシワを取ることができます。

市販アイテムを活用するのもおすすめ

リネンシャツのケアには、シワ取りスプレーや衣類用スチーマーなどの便利アイテムも活用できます。

シワ取りスプレーは、シュッと吹きかけるだけで生地をリラックスさせ、シワを目立たなくしてくれる優れもの。特に、細かなシワや広い範囲のシワに効果的です。軽く手で整えておくだけで、自然乾燥とともにシワが和らぎます。

衣類用スチーマーもおすすめです。アイロン台がなくてもOKで、ハンガーに掛けたまま気軽にケアできるので、毎日のケアに取り入れやすいのが魅力。生地に直接触れずにふわっと蒸気を当てるため、リネンの柔らかな風合いを損ねる心配もありません。

これらのアイテムを上手に使えば、リネンシャツのお手入れがぐっと楽になります。頑固なシワを無理にアイロンで押さえつけるより、やさしく整えるスタイルを心がけましょう。

手に負えないシワはプロにお任せ!

どうしても取れないシワや、シワのせいで生地が劣化しているように見える場合は、無理に自分で直そうとせず、クリーニング店に相談するのもひとつの方法です。

プロのクリーニング店では、業務用の高圧スチーマーやプレス機を使って、家庭用アイロンでは難しい深いシワもしっかりと伸ばしてくれます。また、素材に合わせた丁寧な仕上げをしてくれるので、大切なリネンシャツを傷める心配もありません。

特に、ブランド物や思い入れのあるシャツの場合は、自分で無理にケアして失敗するよりも、最初からプロに任せた方が安心です。クリーニングのタイミングは、シーズンオフや特に大事なイベントの前がおすすめです。

リネンシャツと長く付き合っていくためには、時にはプロの手を借りることも選択肢に入れておくと良いでしょう。

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シワになりにくいリネンシャツは?シャツ選びのポイントを解説

色とりどりのリネン生地

ポイント

・リネン100%より混紡素材の方がケアしやすい
・厚手や高密度のリネンはシワが目立ちにくい
・ウォッシュド加工のメリットと注意点
・防シワ加工のリネンシャツはおすすめできる?
・リネンシャツのクリーニングなら「モクリン」がおすすめ!
・この記事のまとめ

リネン100%より混紡素材の方がケアしやすい

リネンシャツ選びでまず注目したいのは、素材表示です。リネン100%のシャツは、麻本来の風合いや涼しさを最大限に楽しめますが、シワになりやすいのが欠点。一方で、リネンにコットンやレーヨンなどを混紡したシャツは、リネン特有の涼しさを持ちつつ、シワが多少軽減される特徴があります。

たとえば綿麻混紡(コットンリネン)は、リネンのシャリ感に綿の柔らかさが加わり、扱いやすくなります。ただし、混紡素材であってもリネンが入っている限りシワゼロにはならないので、洗濯や干し方の工夫は必要です。

「リネンの涼しさも欲しいけど、あまりシワが目立つのは困る」という人には、混紡タイプのリネンシャツがおすすめです。用途や好みに合わせて、賢く選びましょう。

厚手や高密度のリネンはシワが目立ちにくい

リネンシャツの中でも、シワが目立ちにくいのは生地がしっかりしているタイプです。具体的には、厚手で高密度に織られたリネン素材のシャツがそれにあたります。

オックスフォード織りやツイル織りのリネンは、一般的な平織りリネンよりもシワが深く刻まれにくく、着ているうちに自然にシワが伸びることもあります。しかも、厚みがある生地はドレープ感が出やすく、動きに合わせて自然な陰影を作り出してくれるので、シワも美しく見えるのが特徴です。

試着の際に「生地がペラペラしていないか」「少し重みがあるか」を意識してチェックすると、シワが目立ちにくいリネンシャツに出会いやすくなります。

ウォッシュド加工のメリットと注意点

最近人気なのが、あらかじめ製品洗い加工を施した「ウォッシュドリネン」のシャツです。これは、シャツを仕立てたあとに一度洗いをかけて、リネン独特のくったり感とこなれたシワ感を出しているもの。

ウォッシュドリネンの大きなメリットは、購入直後からすでに風合いが馴染んでいること。そして、最初から程よいシワ感がついているので、着用や洗濯を重ねても違和感が少なく、急にくたびれた印象になりにくい点も魅力です。

ただし、製品洗いによって多少の縮みや色落ちが生じていることがあるので、サイズ選びには注意が必要です。試着できる場合は、実際に着てみてフィット感をしっかり確認しておくと安心です。

防シワ加工のリネンシャツはおすすめできる?

ごく一部のリネンシャツには、防シワ加工が施されているものもあります。たとえばポリエステルを少し混ぜたリネン混素材や、特殊な樹脂加工を施したタイプなどがそうです。

防シワ加工のシャツは、確かにシワができにくく、アイロンがけの手間を減らせるというメリットがあります。しかしその反面、リネン本来のシャリ感やナチュラルな風合いが損なわれることもあります。

リネン特有の肌触りや涼しさを重視したいなら、100%天然リネンか、できるだけナチュラルな仕上げのものを選ぶのがおすすめです。一方で、ビジネス用途やフォーマルな場面では、防シワ加工タイプを選ぶという手もあり、使い分けがカギになります。

リネンシャツのクリーニングなら「モクリン」がおすすめ!

リネンシャツを長く美しく着るためには、日頃のケアも大切ですが、ときにはプロの力を借りるのも賢い選択肢です。特に、思い入れのある一着や、大切な日に着たリネンシャツは、信頼できるクリーニングサービスに任せたいものですよね。

そんなときにおすすめなのが、おもてなしクリーニングの「モクリン」です。

モクリンは、「大好きな人と過ごした日を彩った服」「人生の節目に寄り添ってくれた服」など、あなたの大切な思い出が詰まった衣類を、まるでセラピストのように優しく、丁寧にクリーニングしてくれます。
一枚一枚に心を込めた“おもてなし”の精神で、大切なリネンシャツに新たな命を吹き込んでくれるのです。

モクリンの特徴は、10個のおもてなしサービス。送料・長期保管・シミ抜き・毛玉取り・クリーニング相談・再仕上げ・ボタン直し・付属品クリーニング・個別クリーニング、そして全品国家資格を持つクリーニング師による手仕上げ。これらすべてが無料で受けられます。

また、静電気防止加工・シワ防止加工・防虫防カビ加工など、衣類を守るための嬉しい加工も標準で付いてきます。

コースも充実しており、一人暮らしにぴったりな3点コースから、家族向けの30点コースまで幅広く対応。忙しくてクリーニング店に行く時間がない人や、大切な衣類を安心して任せたい人には特におすすめです。

注文から受け取りまで自宅で完結するので、わざわざ店舗に行く必要もありません。大切なリネンシャツを預けるなら、モクリンで“おもてなしクリーニング”を体験してみてはいかがでしょうか?

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「リネンシャツのしわはアイロン必須?しわの魅力と対処法を解説」のまとめ

リネンシャツ しわ まとめ

リネンシャツの「シワ」は、単なるトラブルではありません。むしろリネンならではのナチュラルな魅力であり、着こなし次第で大きな武器になります。素材の特性としてシワができやすいことを理解し、それを無理に抑え込もうとするのではなく、自然体のスタイルとして受け入れることが、リネンシャツをおしゃれに着る一番のコツです。

もちろん、全体がヨレヨレになってしまっては「抜け感」ではなく「だらしなさ」に見えてしまうこともあります。そんなリスクを避けるためには、洗濯後のケアを丁寧にすること、アイロンやスチーマーを上手に使いこなすこと、そしてTPOに応じてきちんと感を出すことが大切です。

リネンシャツ選びもまた、賢いコツが必要です。リネン100%のシャツか混紡素材か、自分のライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。厚手で高密度のリネンやウォッシュド加工されたものを選ぶと、自然なシワ感が楽しめ、扱いもぐっと楽になります。

リネンシャツは、手をかけすぎず、でも放置しすぎない絶妙なバランスが求められるアイテムです。その“ちょうどよさ”を楽しめるようになれば、きっと毎日のコーディネートがもっと自由で心地よいものになるでしょう。

リネンの涼しさ、優しさ、そしてシワの味わいを味方にして、ナチュラルなおしゃれを楽しんでください。